お初にお目にかかります、私ルイスと申します。この度は主人の催しましたイベントにご参加頂き、真にありがとうございました。我が主人に成り代わり、この私ルイス、深くお礼申し上げます。  さて、この度はまさかの激辛レビューをご所望とのこと。私、主人より、あなた様に激辛レビューをして差し上げよとの命を受け、こちらにはせ参じた次第であります。  さて、私は先ほどさっそっく世界を飛び越え、僅かの時間では御座いますが、アルカディアへ行って参りました。何だか大変なことになっているようですね。まさか魔素によって人間が化け物になってしまうとは、なんと物騒な世界なのでしょう。けれど魔法というのは本当に便利でございますね。まぁ、私も似たようなものが使えるのですが……、それはウィリアム様には内緒でございますよ?  では僭越ながら、本題のレビューについて参りましょうか。  そうですね、これは私の主観ですが、まずは導入部分、世界観の説明が非常に長く感じました。大変失礼ながら、あくびをしてしまった程です。それもこれも、その説明を聞く為の目的が提示されていないからですね。  例えばもしあなた様がご友人より、いきなりクッキーのレシピを説明されたとしたら如何でしょう?それを何の目的もなく聞かされたのだとしたら?退屈ではありませんか?――ええ、そうなのです。最初から興味のある方が相手でしたら問題ないのですが、それが逆の相手であったら……そう。情報がスムーズに頭に入って来ないのですよ。真の演説者になりたいのなら、聞く耳を持たない者を振り向かせることが出来なければなりません。勿論小説家も然りです。  ですからせめて、その膨大な設定を“今ここで説明する理由がありますよ“と最初に提示して頂きたいですね。指がライター代わりになる様な陳腐なものではなく、もっと先を知りたくなる、何かを……。
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 それからもう一つ言わせて頂きましょう。ええと……誰でしたっけ、あの、まだ若い魔法使い。彼、頭の中がお花畑なのでしょうか?あの様な素敵なご婦人二人がいつも側にいらっしゃるというのに、気を持たせるんだか持たせないんだか、すっとぼけているのかいないのか、兎に角私からすれば、頭がおかしいとしか思えません。何を考えているのかわかったものじゃありませんよ。  確かに魔力は強い様ですが、私からすれば、何故あんなはっきりしない男がご婦人から言い寄られるのか不思議でたまらないと言うものです。間違いなくウィリアム様の方が魅力的……おっと、私とした事がつい本音を滑らせてしまいました。  これは私の趣向ですが、人間
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レビューコメントありがとうございます。 自分から激辛と言った以上、何が来ても驚かないと思っていましたが、まさかのキャラ意見とはw そこは想像してなかったw 読み手によって受け取り方が全く違うので色々な意見があって当然だと思います。 私としては魔法の描写を序盤に少しだけ出しておいて、そこにまつわる魔法の歴史、世界の歴史を掘り下げ、読者にある程度の軸になる部分の知識と理解を持ってから読んで貰った方が分かりやすいだろうと思っての事でしたが、やはりゆなさんのような御意見を下さる方はたくさんいらっしゃいます。 逆もまた然りです。 これに関しては自身の作品に限った話ではないと思うので、1つの御
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