なぎの みや

初めてこちらでレビューを書かせて頂きます。 星賀先生の作品は、今まで何度か拝読しておりました。が、私の書くものとはレベルが違いすぎる為、恐れ多くて中々そこに私の文字を残す事に逡巡しておりました。 しかし、先生からありがたいメッセージを頂いた為、少し勇気を出してこちらに書かせて頂きます。 敢えてネタバレ無しで。 ある男性(と思われる)が、ベテランであろう作家先生に弟子入りを乞うお話。 先生は大層気さくな方のようで、打ち付けに現れた主人公に対しても、まるで学生時代の後輩をもてなす様に振る舞います。その会話から主人公の、先生に感じた想い――これが私の中では、本作の醍醐味だと感じました。 先生の言葉は、私たち文字を紡ぐ者にとって、昔ながらの酒蔵で造られた、本醸造の上等なお酒、例に挙げるとすれば越乃寒梅の様に、スーッと体の中に入っていき、後からじっくりと五臓六腑に染み渡る。そんな深い味わいに似た、心地よく、少し辛口なお言葉でした。成程、主人公は、先生の小説の中から、この人柄を偶然感じ取ったのかも知れません。 しかし、しかしですね。時系列からして、先生ちょっと家から抜け出して息抜きし過ぎです(笑)
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ステキなレビュー ありがとうございます
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いえいえ☆ 素敵なお話でした♪
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