すい

新作が出る度に読み返していたら、三回読んでしまいました😅 気に入った作品は何度か読み返したくなる私ですが、長い作品ですし三度目はどうだろうと思いましたが、苦もなく読めてしまいました。 きっと作品の力だと思います。 多感な高校時代の恋は、どんなに苦しくても悲しくても、一つ一つの場面が輝いて見えますね。 野球に情熱を傾ける哲也君を、上手く支えてあげられない千夏ちゃん。 不安が疑念へと変わって、焦ったり攻めてしまったり。 当然だと思います。 千夏ちゃんには哲也君が全てで、その一途さゆえに自らの事でさえ後回しになってしまう。 きっと、哲也君がそんな千夏ちゃんの事を千夏ちゃん以上にわかっていたからこそのラストだと思いました。 一足先に夢を見つけて大人になってしまった哲也君と、哲也君の中にしか自分の未来を見られずに大人になりきれなかった千夏ちゃん。 今後、この二人がどのような過程を経て、どのような未来へ辿り着くのか…… 私は知っていますが、一人でも多くの人にその過程を見届けて欲しいので、もしも縁があってこのレビューに目を通す機会のあった方は、迷わず続編へとお進み下さい! 随分と大人になった千夏ちゃんに驚かされると思います(笑)

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