峯みると

 読了なのです。ボカロものということで、正直萌え萌えなお話を期待していたのですが、いい意味で裏切られたのです。この作品の最大の特徴は、演奏機器類や音楽に対する丁寧な描写だと思いました。コードの説明などはど素人の僕でも「へー! そうなんだ!」と理解出来ましたし、文字だけでありながら脳内では二人の奏でる“音”さえ再生されました。しかし、これらを活かしたのは、やはりしっかりと作られたキャラクターと物語の背景です。どこかがハイレベルであれば他もそれに合わせないと、ただの独りよがりになり、チープな印象を与えてしまうことが多い専門知識織り込み型作品にあって、これは全てが見事に調和したハーモニーを作り上げていました。お見事です。そして脱帽です。最後に「面白かった」と言わせていただきます。良作、ありがとうございました。
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感想ありがとうございます。 お気に召したようでうれしいです。 たいへん励みになります。
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 おっと。こっちのコメントには気づきませんでした(゚∀゚ゞ) 長々とレビュー書いてすいません(´Д`) 
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