【コメント】

有栖川露陰

時代は平成から令和へ変わりましたが、本当に私の青春は創作に熱中した時代だったなあと思います。ライフワーク『紅し夜のグランギニョル』はお陰様を持ちまして今年で十二年目突入です。好き勝手極まる創作が、少しでも読者様を楽しませる事が出来るものであるよう、頑張って参りたいと決意を新たにしております。平成も、昭和と同様、過去のものになってしまいました。流行に流されまいと張り続けた私の意地も、きっと平成時代の青年の価値観として総括される事でしょう。かぶき続けた積もりでも、実は時代の潮流を違った形で表現していただけに過ぎないのかも知れません。平成は衰退の時代だった、とも評されます。すると、衰亡の幻想に魅せられた私の情熱は時代の気分の如実な反映に過ぎなかったのかも知れません。しかし、どうあれ創作意欲はやみがたし！改めまして、私の気儘な創作にお付き合いくださる皆様に心から感謝申し上げます！！新時代も懲りることなく、よりよい創作を目指して頑張って参ります！！

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