甚平

奔放な主人公と親の人情
イベントから拝見いたしました。 主人公、春香の半生をつづったお話で、奔放な主人公の姿に面白みがあり、 様々な思い出が読み手の共感を呼ぶ人情噺と私は感じました。 はじめに不安をあおるところや、主人公の少し戯画化した子供らしさなど も話のスパイスとして良かったかと思います。 個人的に、震災と思い出はどちらかに絞って書いてもよいという気も しました。震災が題材としてまだ重いということもあり、あまり震災を 必要とする話にも感じなかったため、一エピソードとして出すくらいなら 出さないほうがよいかな、という印象がありました。 また、1P目の春香の視点に代わった段階で少し視点が散らばった印象が ありました。これは三人称で主体となる人物の視点で書くことが、短い 話の中で行われると混乱しやすいためと思います。 関係性が分かりやすいというのはあると思うので、必ずしも悪いという わけではありません。 イベントご参加ありがとうございました。それでは失礼いたします。

この投稿に対するコメントはありません