ぱーる

更新が待ち遠しい作品でした。
エブで二作目のオメガバースということで、今回のポイントはなんだろうと楽しみにしていましたが、期待を裏切らない「アンペアー」の登場。 その革新的な発想にまたもや唸ってしまいました。 オメガバースを題材にしながらも、そのシステムや遺伝子レベルの本能に翻弄されずに、自分の愛を信じたい、見失いたくない、と抗う。 「満ちるもの」のアナザーエンディングでも感じた真の愛情の本質を問うた作品だと感じました。 自分の感情は真実かあるいはΩ・αの本能か、オメガバースとなれば流されがちですが、簡単に流されない故の面白さ。 瑛太の歪みっぷりは凄まじいし、里央の頑なさは表彰もんでしたね。 問題解決のきっかけ「アンペアー」の登場は遺伝子組み換えまでできる現代に、今までなかったのが不思議なアイテムで、この作品のとても重要なポイントになりました。素晴らしい想像力だと思います。 イヤな印象の桑野はラストで大逆転の良い働きをしたので拍手を、室井は問題ありそうで今後がどうなるか心配なヤツですね。 いっそ室井で「黒蜥蜴」みたいな物語を書いたら大いに活躍してくれそうです、他の方は読まないかもしれませんが(笑) 瑛太の店『PourR』この店名を見た時点で瑛太の愛情と成長(変貌)が感じられましたが・・少々照れます。ラストの恐々の行われる行為も甘々もなんだか新鮮で良かったです。 完結お疲れさまでした。 特典も楽しませて頂きます。
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ぱーるさん、こんにちは! お読み頂きありがとうございます。 そして、あとがきで書こうと思ってやめた、この話のテーマを分かって頂き、さすが!です。 書き始めたときにこのラストは全く見えていなかったのですが、Ωに翻弄された差別主義者の瑛太をどこに落ち着かせるかというと、ここかなと。結局ここまでΩにこだわる瑛太は、Ωという性に凄く惹かれ、そして負けている。そこに打ち勝つことでピリオドが打てるかな、と思いました。 また、オメガバースはとても好きなのですが差別主義的な部分に、どうしても自分の偽善な部分が逆らってしまう。読むのはストレートにα×Ωhが大好きなのですが、自分が書くとなると……。 ご指摘の
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