るたお

家族の定義とは
長い時間を掛けて読ませて頂きました。家族とは人が産まれて初めて所属すコミュニティで 、選ぶ事は出来ません。一括りに家族と言っても父がいて、母がいて、姉や兄や弟や妹がいる。それは個々の人間でそれぞれに感情や思考がある。愛して当たり前、愛されて当たり前。そんな関係はないはずはのに『家族』だからと忘れがちになってしまう。この作品を読むと、家族とは何なのかを考えさせられます。血の繋がりか過ごした時間か…その答えは一つではなく変わる事があっても、答えが出なくても良いのではと思えました。 登場人物一人一人が作品の中で生きていて、面白いだけでなく時に読むのが苦しく、だからこそラストまで読み切れたのだと思います。 最後になりますが、素晴らしい作品をありがとうございました。
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私には3歳の一人息子がいます。夫婦ともども子供が苦手で、そんな二人が子育てなんて大丈夫なんだろうかと心配していました。ところが二人して子供の前では(子供につられるように)見違えた様に感情表現豊かになり、今ではべったりです。無償の愛なんて言葉の意味を身をもって感じられるとは、産まれてきてくれた子供に感謝しかありません。もちろんその逆も然りで、「家族であるから」付きまとう様々な問題が今現在、またこれから先も待ち受けていて、苦しかったり不安になったり。じゃあ血の繋がりがなかったらどうなんだろうって考えたときに、おっしゃるように「家族の定義」は血の繋がりだけでは括れないのではないかと感じながら、この作
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こんばんは。コメントありがとうございます(^^)『百日家族』という今現在普及していない設定ながら登場人物達の心の動きや言葉等、胸に迫るリアリティがあったのは高梨さん自身の家族の体験から来ているのですね。読むのが遅くてレビューも拙いので恐縮ですが…また繰り返し読みたいと思う作品でした。出会えて本当に良かったです。こちらこそありがとうございました!
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