天川夏織

とにかく圧倒されました
一連の流れの中で、大悟の美咲に対する想いが伝わってくる正真正銘のヒューマンドラマでした。特に病状の説明と描写は、医学小説のごとく詳細で、それでいてとてもスムーズで素人にも分かりやすくて圧巻です。リアル過ぎるぐらいリアルでした。ただ、大悟の心情を具体的に描写するシーンでは、やや曖昧で力強さを欠いている印象を感じました。それはもしかすると、改行や一段下げの多用、あるいはただ医療面の説明描写が圧倒的過ぎる故のバランスの問題かも知れません。そこは読んでいて、ちょっとだけおやっと感じたところでした。しかし、全体的にはとても素晴らしい物語だったと思います。
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夏織さん 感想をありがとうございました。 大悟の心情をもう一度見直してみますね。 人は運を天に任せるしかない時に恐れを抱き、 目の前に迫る危機に感情を押し殺して、パニックになるのを 防いだりするものだと思って書きました。 冷静でないと、救えない。それが頭にあったから極力 感情的にならないようにしたのですが、夏織さんの目でチェックしてみます。ありがとうございました。

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