僕もおばあちゃんっ子でしたから、感想は長いですよ。
Twitterでもフォローしている夏織さんhttps://estar.jp/users/155707019が、 蒼真さんのツイートにいいねを押されていたのが通知されて、 作品に興味を持ったので、今回読ませて頂きました。 ページ本編にも何個か感想コメントを寄せました。 変わりゆくおばあちゃんに対する主人公の少女の心情がよく描けていると思います。 おばあちゃんだけでなく、女子高生の自分がどんな青春を送りたいのか、 その辺の欲求も表現されていて面白かったです。 僕のおばあちゃんは幸運にも認知症にはなりませんでしたが、 腎不全で亡くなる直前は肉体的にも精神的にも限界だったのでしょう、 優しかった性格のおばあちゃんも、死ぬ数日前は変わってしまいました。 ぶっきら棒で偏屈で、こちらを役立たず扱いし、 用無しとばかりに嫁入りしていた(俺の)母だけを頼っていました。 僕は「いっちょごんごん」と呼ばれて誰よりも可愛がられましたが、 おばあちゃんが最期に選んだのは嫁姑問題で諍いの多かった母でした。 「負けた」と思いました。 自分より年の若い妹や他の親戚ならまだしも、 最後はおばあちゃんと血の繋がっていない母に負けてしまったのかと。  おばあちゃんの葬式には、多くの親戚が集まりました。 すると、おばあちゃんの初孫だった従兄が僕にこんな話を披露しました。 「最初は俺が一番可愛がられていたのに、お前が生まれたらおばあちゃんに相手にされなくなった」 「おばあちゃん」っと云う存在は家庭によって随分扱いが違うと思います。 昔、朝ドラの「ちゅらさん」で、故・平良とみさん演じる「おばぁ」が、 「エリー(主人公)の人生に一番関わったのはおばぁだ」と云う旨の台詞を言った際、 周りの登場人物達が物凄く納得してしまうと云うシーンが描かれましたが、 自分もおばあちゃんが亡くし時に、満更間違いではないなぁと実感しました。 蒼真さんは「おばあちゃん」と云う存在をどう定義していくでしょうか。
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読んでいただきまして、ありがとうごさまいます。 長い感想をいただき嬉しかったので、じっくり読んでから コメントを書かせていただこうと思いました。 「おばあちゃんのきつね寿司」は祖父母の孫である 若年層の介護者が増えていて、隠れた社会問題になっている という新聞記事を読んだことがきっかけでした。 記事と私自身の介護経験をふまえて、わずかでも 問題提起になればと思い、書き上げました。 エブリスタではほとんど読んでもらえないだろうと 思ってましたので、感想をいただいて本当に嬉しいです。 あくまで物語なので、比較的きれいにまとめましたが、 現実はもっと厳しく複雑だろうと思っています。 おばあちゃん
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