紅屋楓

もう一つの本編(番外編というにはもったいない)
 正直なところ、ここでレビューを寄せてしまうのは、いち読者として非常にもったいない。 まさかシリーズを通して読み、栞を挟んでいる作品がエントリされるとは思っていなかった。  Sシリーズではお馴染みのキャラクター、リン・メイの物語。 だが初見の読者の方にどこまで知らせていいのやら……頭を悩ませるも、彼女のバックグラウンドは作中で明らかになるだろう。 ということで割愛。  シリーズ初登場時にはミステリアスな女としてメインキャストである刹那と、なんとも艶っぽい場面を演じる。その匙加減が絶妙なので、ぜひそちらも確認してほしいところ。 登場人物の多いシリーズでは、新キャラクターとなるが、彼女は初回から読者にしっかりと記憶される。  そして今作のもう一人の主人公・ハロルド。 彼もまた当初は憎き悪役として登場する。 しかしハロルド自身の物語に焦点が当たると、その悲哀(ネタバレしそう!)も相まって、魅力が爆発した。  完全なる悪やキャラクターの哀しみに私は弱い。 きっと映画などでも更にいいキャラクターになるだろう。  「悪役スキー」にはたまらんです。 犯罪界の道化王しかり。エキセントリック・麻取(マトリ)しかり。ミルクチョコレート・ヴォイスな紳士テロリストしかり。(※洋画の話に脱線)  そんな二人の出会いは、リンの父親がなくなったことに起因する。確かにそのときは温かく感じられたが……  プロローグでの「あれから19年」という言葉、用意された四人分のコーヒー。 あの家に帰るのは?穏やかな日々とモノローグの意味は……?  はたして、どのような道筋で冒頭へ繋がるのか確かめてほしい。 シリーズを通してファンの読者も、また改めて物語を辿ることで新たに見えてくるものがあるかもしれない。  そして最終行。朽ちることのない思い出――immortal days――不滅の日々。サブタイトルが滾る!
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レビューありがとうございます!(^^) これから物語を書き進めていく上での原動力になりました(*´∇`*) この話では、シリーズ本編とはまた違った二人を描いていく予定です(^^) あんまり言うとネタバレになりそうなので自重(^^;
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