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おもいでの女
夏屋 銀治
2019/6/23 0:42
造詣の深さが文の随所から垣間見えました
はじめまして。「小説投稿コンテスト――5月の受賞作品――」ページから拝読しに伺いました。 この作品を読んで一番最初に湧いてきた言葉は「捨てる神あれば拾う神あり」でした。 庶民が貧しく、つらい思いをしながらも懸命に生きていた頃――江戸時代――そんな時代でも、いや、そんな時代だからこそ恩を受けたり、与えたり、お返ししたりした。そうやって、「ひと」は足りないものを互いに補って生き抜いていたのだと改めて考えさせられました。 現代は、高度な文明化によって民衆の思想やライフスタイルの個人主義化が進み、この作品に出てくるような良好な「持ちつ持たれつ」の関係を維持できているコミュニティは一部の田舎にしか残っていないのでしょうが、大震災や戦災と無縁ではないかも知れぬ将来の日本のことを考えると何とも言えない気持ちになりました。 また、作者様の江戸時代の風俗に関する知識の広さが作品から察せられ、リアルティを感じながら読むことが出来ました。作中に小道具として出てきたものをGoogleの画像検索にかけながら読むのが楽しかったです。 また、後日、別作品も読みに伺いたいと思います。
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渡瀬水葉(みずは)
6/23 10:18
目を通して頂いて、レビューまで書いてくださって、ありがとうございます。 書いた当初は(短すぎるかな、でも書き加えるとバランスが悪い)と悩んだ小話です。 気に入って頂けたら嬉しいです♪
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