桜衣いちか

異界から溢れ落ち滴る色の滲み。その色に、貴方も惹かれ、誘われる。
完読致しました。 題名、キャッチコピー、あらすじ、素敵な表紙。 それら全てが絶妙に合わさり、舞台である田舎町へ、主人公と共に読者を誘います。 夕焼けの色の喩えは多々あれど、赤よりも紅(くれない)、紅よりも深紅(しんく)。 移り変わる色の如く、生まれ行く疑念、謎の現象。 逃れられない、昔日(せきじつ)から燻り続けるモノ。 主人公は悩み、訝しみ、哀しみ。 それでも前を向こうと足掻く姿勢が、次へ次へと、頁を捲らせる引力となり。 描写が兎角綺麗なお話ですが、キーであるコゲラの鳴き声・動きが小気味良い刺激のスパイスとなって、更にお話を盛り上げています。 15歳。それは、一つの選択の時。 主人公、そして周りに居る同年代の少年少女達。 それぞれの選択を、是非その目で見届けてくださる方が、多々いらっしゃいますよう、願っています。 完結おめでとうございます。 追加エピソードもあるとのことで、一読者として楽しみにお待ちしております。 素敵なお話が拝読できて幸せでした。 ありがとうございました。
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美しい言葉で綴っていただきありがとうございます。 書き直しが多いので申し訳ございません。 咲桜いちか様にお褒めいただいて光栄です。重ね重ねありがとうございます。
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