森本

最期に残ったもの
忍はとんでもない悪人ですが、彼の心は絶えず人の温もりを求めていました。 真理亜と沙羅とのやりとり、特にラストの沙羅の手紙を通して、最期の最期に忍の心が救われたことが嬉しいです。 心に傷を負った悪人を描く。もしかしたらそれが板倉さんのライフワークの一つかもしれませんね。 別サイトで書かれたシン・デレラのように、はっちゃけた作風から、重厚なヒューマンドラマまで書ききる筆力が羨ましいです。 浄化作用のある作品を読ませていただき、ありがとうございました。
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再読のち補足します。 ラストで忍は、ほんのわずかな時間だったけれど、たしかに「守るべき家族」だった真理亜と沙羅を守って撃たれたのだと思いました。 後悔はなかったでしょう……。 この小説が一人でも多くの読み手に届きますように。
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作者であるはずの私の心にも響く、素晴らしい感想をありがとうございます。
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