でん(休)

忠勝の魅力さらにじわり、じわり
いささか極端な持論ですが。 おそらく誰にとりましてもひたすら順風満帆な人生などあり得ませんし、万が一あり得たならば、それは心底つまらないものとなることでしょう。悲しい別れや後悔を繰り返しながら、ひとはその人だけの色をにじませるのだと思います。 2巻の忠勝を追いながら、つくづくそう思いました。少年から青年へと成長していく中で、家族や仲間、ライバルとの関わりが生む出来事の波乱万丈なこと。一生のうちでも特に感受性豊かなこの時期に見られた主人公の感情の起伏が、これから続く濃い生涯をたしかに予感させてくれます。 また場面転換して描かれる、この先に待ち受ける屈強な敵方のサイドストーリーも、相対する忠勝の魅力や物語全体の厚みをこれでもかと増してくれていますね。長編作品の醍醐味ここにあり、です。 それにしましても人間味溢れるキャラ続出で、好きな登場人物がどんどん増えていきます。今回はやはり昌景、直隆でした~。 現在連載中の3巻もワクワクしながら拝読しています。いつも更新お疲れさまです&ありがとうございます。
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最高の誕生日プレゼント、ありがとうございます( ´∀`) 感動っす。1巻に続き2巻にもレビューを頂けるなんて、ほんまにもう感無量です。 この第2巻は歴史というより、本多忠勝の人間性をより鮮明に浮かび上がらせていこうという意図がありましたので、このレビューはめちゃめちゃ嬉しいです。 人間味溢れるキャラとのお言葉を頂きましたが、僕自身執筆していて、登場人物たちの人間味や成長に触れるたび幸せな気持ちになります。 不思議ですけど、僕が手を加えなくてもみんな勝手に成長したり、哀愁を纏い始めたり、老け込んだりしていくんですよ。 長編小説を書く側の醍醐味ですね、これは。 特に乙女が成長しましたね。初登場時は
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