紅屋楓

せつなくも温かい。
冒頭から、時計の針が2秒毎に音が大きくなるという設定・書き出しが魅力的です。 何気ない物事に、少し他のものとは違うというエッセンスが好きなので尚更。 大きなボーンという音や仕掛けが出てくる時計に憧れていた子供の頃を思い出しました。 妖精というファンタジー要素があるのもいい。 1000文字に満たない、短いながら圧巻の作品です。 母との思い出が温かく、また切ない結末の余韻が胸に広がります。
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