琴廻 スズ

『冒険を愛する鈴木と日常の崩壊』拝読致しました。
こんな素晴らしい作品に、自分が意見するなんて、あんな企画しなければ良かったと… あえて、自分の事は棚上げさせていただいて、盛大なブーメラン投げます笑 良いところは尺が足りなさ過ぎるので割愛させていただきます。 《気になった点》 最初の一文が、腑に落とすのが難しかったです。ワードを選出した作者様の意図がずっと気になってしまいました。自分がなので理解できないのでしょう。ただ、初っ端読んで。敷居高いなぁと誤解し、引返す読者がいるのでは無いか?と感じました。 起承転結の『承』の部分。少しボリュームがあり、単調なので、この部分で挫折する読者がいるのではないか。 この語りは純文?エンターテインメント作?どういう姿勢で聞いたらいいです?と、少し座りが悪い感じがありました。全く別の意味でハラハラしました。大丈夫だよね?ちゃんとオチあるよね?純文学です。で終わらないよね?と、余計な心配してしまいましたw 初めのバンドのシーンから一転、冒険回と日常回が交互に展開させる。その必要性があるのかどうか… 非日常と日常の対比という試みなのか、変化対安定の行動原理の描写なのか……? どちらのキャラも私的には平凡で、鈴木なんだ普通じゃん!って思いました。非日常は鈴木にとっては日常で普通の事。それを踏まえて冒険も普通。彼の日常も淡々と語られているので、最初の飛んだ設定はどこ?もっとナナメ上いく言動するのかなと思っていたら、そんな事は無い。 であるならば、群像劇強調してうわ男の話をミスリードストーリーとし、う気男目線のドタバタ劇入れるなども面白いかもと感じました。浮気男の別れ話の場面から、真島が偶然近くに居合わせる。そこでさらっと伏線書いておく。あからさまな伏線回を作る必要が無くなると思います。水族館を中盤オチとし、ミスリードストーリーでクロスオーバーわちゃわちゃさせて中盤までを飽きのこない演出にする…… その後収束へ。本ネタオチの二段構え。 最近の人気映画とかは二段オチが主流な気がします。 言うは易し……ですよねぇ。すいません。 作風もだいぶ変わってしまうので、作者様の目指すところではないのかもしません。
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名作には裏テーマがあると思ってます。私がはかなのでうまく汲み取れなかったのですが… 『日常』というキーワード。言葉をかえると『普通』 誰の中にもある普通は、他人の中では普通ではなかったりする。普通の定義ってそれぞれで、違ってて面白い。それを『ロック』の定義に重ねているのでしょうか…… この辺の裏テーマを分かりやすく、鈍い読者に刺さる言葉があるとまた、最後のシーンがより生きてくるかなぁ……とか、鈴木に名ゼリフ的なものを言わせる…とか……うまく書ければ読者がジワるモノが一つ増えると思いました。 以上です。 重ね重ね、長文、大変失礼致しました。 色々勉強させていただいて、感謝しております。 また、
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しっかりと読んで頂いた上での、貴重なご意見ありがとうございます。 やりたい事を色々詰め込んだこの作品。何度も添削を重ねたつもりでしたが、まだ爪が甘かったなと、気付かせていただきました。 途中、読者の方の読みやすさを意識し過ぎてしまった事や、逆に自分のエゴや遊び心に抗えなくなった事で、全体の流れにブレが生まれてしまったように感じました。 テーマや伝えたい事を、如何にして読者に感じさせるかは、作家の役割だと思っています。この辺りも精進が必要だなと思いました。 真摯に自分の作品と向き合って頂いた事に、本当に感謝しています。今後の作品に生かさせて頂きたいと思います。 本当にありがとうございま
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