怪奇小説テイストのいい書き出しです。
天秤棒で担いだ木桶の中で「じゃぶん」。怪奇小説テイストのいい書き出しです。主人公の棒手振りが異常に見られないように、平常を装うのが面白いです。紙屑拾いとの会話で、現在が幕末であると読者に知らせる。新鮮な魚を扱う与吉からすれば、猫は天敵のような存在ですね。タイトルにある「猫様」とどのように関わっていくのか楽しみです。文章も綺麗で整っています。
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