演出が巧みでした
梨花にとってかけがえのない存在、宇都宮君。でも、高潔な人物を思い浮かべる読者の予想はすぐ裏切られます。彼の正体は、隣の家から夜中に侵入して、ハグを要求する異端児。ヒロインの心臓の音を聞くと安心する“赤ん坊”のような男。という印象も、極度に音に敏感な体質という説明で裏返ります。意外性のある事象を出して、すぐにその真の姿を説明する演出が巧みでした。2人の関係もまさに「懐かれている」と呼ぶにふさわしいです。
1件・1件
ありがとうございました♪

/1ページ

1件