興味をそそられる幕開けでした。
あたたかみのない場所にいた。書き出しの文章が、オリヴィアの不遇を端的に表しています。数少ない理解者の従兄に対しても「友達を作れ」の一文に腹を立ててしまう。そんな自分自身も好きではない。彼女の心情が手に取るように伝えられています。孤独なオリヴィアを導く謎の声。一年に一回名前を呼んでもらえるだけで凄いと言う。感覚のズレを表現しています。果たして相手は何者なのか。興味をそそられる幕開けでした。

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