倉橋

ステキな青春を紡ぐきっかけをくれるステキな作品!
 青春小説もいろいろある。  この作品は、  「こんな青春を送ってみないか?」 という作者のあたたかいメッセージが感じられるステキな作品だ。  主人公は高校生で学級委員の少女。本が大好き。  そして・・・  父親のことが大好き。父親に学校であったことをお話するのが楽しみ。  父親べったりなのをからかいながら、そっと見守ってくれる母親。  そんな時、まさかの波乱。   修学旅行の直前に、女子に人気のある上田君から告白のメール。  どんな修学旅行になるのか?  そしてまさかの家庭の問題まで出てくるなんて・・・  大波乱の事件があるわけではないのに、最後まで一気に読ませてくれるのは、さわやかな文章、さわやかな会話・・・  大事なのは、さわやかな内容・・・  これに尽きると思う。  読者は、  「こんな青春を送ってみたい」  「こんな青春を送ってみたかった」 とさわやかな気持ちでラストを迎えるだろう。  後悔しないステキな青春を送るにはどうしたらいいのだろうか?  今、青春まっさかりの少年少女の前で、僕ら大人たちはどうしたらいいのか?  この小説は考えるきっかけを与えてくれる。  僕らが回りの少年少女と共に、自分たち自身で新しくステキな青春小説を紡ぐ勇気を与えてくれると信じている。    
1件・1件
倉橋敦司様、素晴らしいレビュー、感動です。読んで頂けるだけでも感謝なのに、こんな嬉しいレビュー本当に有難う御座います。
1件

/1ページ

1件