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義士への憶(おも)い
書き出しレビュー(エブリスタ編集部)
2019/8/8 17:54
読者それぞれの解釈を聞きたくなる話でした
骨太のストーリーです。硬質の文体も、歴史作品の世界観とマッチしています。言及されているのは「宝暦治水事件」ですね。美談だという見方で語られがちなエピソードに対して、違う角度から切り込んでいます。当時の人々のさまざまな想い、あまり語られなかった出来事、そして立場の違い……。何度も読み返して、読者それぞれの解釈を聞きたくなる話でした。
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