直田 麻矢子

拝啓……
吉田茂男さま 拝啓 日毎、暑さに負けじと蝉が大合唱ですね。吉田さまにおかれましてはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。 さて、この作品はお心のこもった言葉がちりばめられて、イケメンさまへの親愛感があらわれており、大変感動いたしました。 突然の出会いで生じた戸惑いや、相手を慕うあまりに波打つ感情。そんな自分を冷静に受け止めながらも、ふとイケメンさまに優しさを向けられると一気にうろたえてしまう純真さ。 一筋縄では行かない心の葛藤がつづられていて、まさに「初恋のときめき」を読ませていただきました。 イケメンさまからの突然の告白で動揺したり、けれども関係を現状維持したい気持ちはまるで大きく振れる針のよう。吉田さまがイケメンさまへ心を寄せるあまりに、過剰に反応してしまう。 また、聞くところによれば、コメディ部門で一位を獲得されたとのこと。本当におめでとうございます。吉田さまのイケメンさまへの思慕が、作品から溢れ出た結果なのでしょう。そして、日頃の努力の成果であると、私事のように嬉しく思います。イケメンさまもさぞかし喜ばれたことでしょう。 どうかお身体を大切に、存分に才腕を発揮されますようお祈りいたしております。心からの祝意とエールを送ります。 末筆になりましたが、イケメンさまをはじめ、ご家族の皆様にもよろしくお伝えください。 まずは書中にて、お祝いまで。素敵なお話をありがとうございました。たくさんの笑顔に囲まれますように。                             敬具                            直田麻矢子
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