潜水艦7号

覚悟の在りよう
昔、私の遠い親戚の叔母が「どうも最期が近いだろう」という時に、自分の子供を呼んで「お茶碗を20個ほど買っておくように」と言付けたそうです。 子供は不思議に思い「何で突然、お茶碗を?」と聞き返したところ、 「そろそろ私の葬式を用意しなくてはなりません。色々思い返していたら来客用の茶碗が足りない事を思い出しました。弔問客に失礼のないよう、今から用意しておきなさい」とのこと。 『覚悟』とは、かくなるも気高く立派なものだと教えられたものです。 本編に出てくる母親は、自らの最期が愛娘の旅立ちに間に合わない事を悟ります。 それでも尚、美しく成長するであろう娘に寄り添いたい。 そのためには、あえて自らの死と正面から向き合う覚悟を決めなければならなかった…… 涙なしにエンディングを迎えられない作品です。
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素晴らしいレビューありがとうございます。 とても嬉しいです。感謝・感激でございます。 時差ボケの🐧より!
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