青史 炎

女性として、人としての雅やかな愛の賛歌
天気雨。 タイトルであるこの言葉がまず幻想的かつ神秘的。 その秘密のベールに包まれて、ふうちゃん(主人公)が神隠しの最中、1人の美男子(こん)と出会うことからこの物語の幕は上がる。 空は今よりもずっと高く、太陽が今よりもずっと眩しかった少年少女時代。こんと遊ぶことが全てだった。ふうちゃん。いつしかそこに「恋」が芽生える。多感な思春期の恋煩いを通じ、こんが世界の中心になる。 が、こんには秘密があった。 本作は、1人の女性の成長を通して、出会い、別れ、恋愛バーンアウトからの輝かしい再生。 恋愛をベースに物語は綴られていくが、それだけではない。家族の愛や仲間の友情。自分が繋がるコミュニティーの有り難さ、その責任。 身が千切れるほど、胸が張り裂けるほど、目が回るほど、相手を愛し、懸命に生きるふうちゃんが魅せる諦念ではない、昇華した愛のかたちとは? 作者の素晴らしい感性が魅せる、心理描写と情景描写をもって成し得た『奇跡』の物語を、どうぞお手にとって『体験』されてみては、いかがでしょうか? 30分程の物語です。 世界を変えるには短い時間です。( ´∀`)
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感激です✨✨ でも、短いですよね〜〜。笑笑
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