甚平

傍観者としての『私』に一歩踏み込んだ内容が良いです
イベントから拝見いたしました(2019/8/18)。 傍観者であり、傍観者でしかありえないと考えていた少女が、舞台にあがる までのお話として読みました。この表現自体はクサいのですが、なかなか内容が 赤裸々な感じでしたのでアリかなと思いました。 主人公の、自分は強くない、そうなれない、なろうとも思わないという認識。 でありながら、そこに憧れを持つ気持ちがあるという二律背反の構造が、 恋を通して描かれている所に面白みがあり好きでした。 地の文を含め学生にしては老成した雰囲気がありますが、それがラストシーンの 涙を盛り上げてもいるので、良かったと思います。 全体的によくできていると感じ、内容は共感を呼びやすいと思いましたので、 同じ内容で軽いテイストにしたり大人向けにしたりなど表現し直してみても、 面白そうと思いました。 イベントご参加ありがとうございました。それでは失礼いたします。
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