素晴らしい幕開けでした。
枯草のような匂い。レゲエ調の音楽、熱気と煙。この酒場の描写だけで、紋切型ではなく、独自の世界を表現しようという意思を感じます。アクションの場面も、的確で伝わりやすく、迫力があります。「殺生はしたくないが、耳の一つや指の一本はしようがない」の一文で、甘い世界ではないとわかる……と思いきや? この後も、人形、狼、探偵と魅力的なワードが並んでいきます。素晴らしい幕開けでした。
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