空間と小道具の描写が巧みです。
空間と小道具の描写が巧みです。例えば、冒頭の保健室。孝志がいる状況が読者に把握できます。あるいは、中田が彼らに出す麦茶と煎餅なども、キャラクターに合っている。迷い中の孝志。たとえ芝居がかっていようと、涼子の「私はずっと、孝志の味方だから」は嬉しい言葉です。あらすじでは、中田と会った後、驚愕の展開が待っているようです。そこに至る十分な導線が引かれていました。

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