この幸福感の裏に何があるのか、興味津々です。
朝食シーンのディテールが凝っていて、人物の紹介にもなっている。魅力的なオープニングです。十二年もの間恋をしている彼が部屋にいて、朝食を作っている。その幸福感が読者の旨にまで染み入ってきます。とはいえ彼の目は暗い。どこか不穏さも残し、読者の興味をぐっと引き付けます。表、ということは裏もあるのでしょう。この幸福感の裏に何があるのか、興味津々です。

この投稿に対するコメントはありません