甚平

魔衣をまとい、夢のために戦う
イベントから訪問し、61Pまで拝見いたしました。(2019/9/16) 妖怪と戦うためのアイテムとして魔衣という着物を用いて能力を発動させる、 またその属性が色として現れるという設定は漫画的な魅力がありました。 大きな夢を持つ主人公が活躍していく姿も漫画的で、十代の読み手に とってはわかりやすくよいと感じました。 ヒロインが故郷について暗い過去を抱えている様子も、話として発展性が うかがえ、良かったと思います。 文章について2P3Pで見られた『老人男性』という表現や24P付近で見られた 『溶けた』と『気化した』を同列に扱っているように見える表現など、 少し違和感を覚える点もありましたが、展開は理解できる書き方でしたので、 概ねは良かったように感じました。 個人的に、人物や建物、風景の描写が薄く時代感やキャラごとの特徴、 また設定に関わる着物のそれぞれの形状が見えてこないという点に、 少しもったいなさを感じました。 また大正という時代と国内でこれだけ騒乱を抱えているという状況が 合わないという点も少し疑問に思いましたが、今後の展開で解消する かもしれません。 ごく個人的な感想ですので、参考程度にお願いいたします。 イベントご参加ありがとうございました。それでは失礼いたします。
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