七瀬コタ

既に走っていた
「君が走る、ぼくが走る」 読ませていただきました。 何ともスケールの大きい話で、しっかりと設定してあるので長編を読んでいる気持ちになりました。 新たな地に一歩を踏み入れ、そこから先は想像もつかない未知の世界。重力による負担はなくなり彼女には楽な土地なのか。にしても、家族と別れてしまう寂しさ、知り合いのいない土地、そこに行くのが正解だったのかは住んでみないとわからない。選択を余儀なくされる場面での、判断の厳しさを感じるお話でした。

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