甚平

龍の根源を問うて
14ページまで拝見いたしました。(2019/9/29) 竜をテーマに広い世界を旅するお話で、大きな運命や力を背負って故郷を 後にするというのは古典的ながら普遍的な魅力があると感じました。 竜種の設定が良く、竜たちでさえ忘却したその根源に何が待つのか、 今後の展開が楽しみになるところも含めて好ましく感じました。 バーニアのキャラ立ちなどもよく、関係性の発展に期待できました。 目的地への旅には、主人公たちを追い立てる存在が話に起伏を与えますが、 本作では魔法使いがその役目を担うように感じ、そちらも期待できました。 マルシェについて、まだ途中ながらヘンゼルとグレーテルのオマージュ的な 展開かと期待しましたが、勝手な妄想ですのでお気になさらず。 以下、個人的な感想ですので参考までに。 1ページについて、明示するのは野暮なのであえてぼかしていると思いますが、 突き立った刃や血、明確な死への意識、夜龍の介入などを明示した方が、 個人的には後への期待が膨らんで良かったように感じました。 また、癖でもあると思うのですが、全体的に説明的で平坦な印象がありました。 例として、私はマルシェが袋を奪った場面で次のように進むと思いました。 1、マルシェが袋を奪う 2、慌てて追いかける。街、人ごみ、動きの描写。 3、追いながら二人の意見を対立させ言い合いとして状況を整理する。 4、バーニアが人間を超えた身体能力を見せる。(魔法使いがそれを見る) 5、主人公にも魔法を使うように急かす。 上記は変更を促すものではなく、動きと緊迫感を演出する一例として見て いただければと思います。特別、修正する必要があるとまでは感じませんでした。 個人の感想ですので、使えると思われた部分だけ参考にして頂ければ幸いです。 それでは失礼いたします。
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ありがとうございます! 説明的で平坦な癖をなくすために、もっとキャラクターの動きや葛藤をセリフで言い合わせる描写があると、良いでしょうか?
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個人的な感覚として、特定の場面を直すだけであれば仰るように説明を 会話に置き換えたり、動きや描写で演出したりが考えられます。 前提として、より簡単に、分かりやすく、もしくは伝えたいことをはっきり させるといった目的をもって置き換えを行うと良いと私は思います。 ごく卑近な例としては『Aは母に朝の挨拶をした。母も返事をした』よりは、 『「おはよう」「おはよう、ご飯できてるわよ」』のほうがわかりやすい という程度のものです。 癖をなおす、まで行くと時間をかけて好きな作家を書写し、その上で書いてを 繰り返していくと良いかと私は思います。 池波正太郎など、こういった面で優れた作家はたくさん居ると思い
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