芹(せり)

夜中に読んではいけません(笑)
夜中に読んではいけません。なぜなら、冒頭から、美味しそうな料理が次から次へと出てくるため、空腹を覚えずにはいられなくなるのです。飯テロの威力も半端ない作品なのです。 受は、天真爛漫故に周りを翻弄させてしまう料理上手な引きこもり青年の裕貴くん。そして攻は、裕貴くんの料理で胃袋をがっちり掴まれてしまったお人好しの啓太郎さんです。 この物語は、上記の二人の契約から始まる恋の物語でもあります。 最初は契約の関係だったのに、紆余曲折を経て、徐々に気持ちが本気になっていくあたりの心理描写がとても細かく丁寧なので、あたかも自分も一緒に恋に落ちていくような感覚が味わえます。 順調にいくかと思えた二人ですが、裕貴くんの引きこもりの原因ともなったとある秘密が、二人の前途に影を差してきます。 この秘密が何なのか、どうして裕貴くんが引きこもりになったのか――ぜひ、その目で読んで、確かめてみてください。
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