みぐ

手紙を通じて語られる老いと友情・・
この物語の主人公の父の元に届いた手紙。それは父の友人の弱々しい姿が伝わって来るものでした。父としては親友のそんな泣き言は聞きたくないし、彼とはいつまでも元気で付き合っていきたいと言う想いでした。電話をして友人の病気を聞いた父は友人を鼓舞し必ず会いに行くと約束します。しかしその時、自分も車の運転が不自由になっている事を思い出し、自分の老いを実感してしまいます。しかし主人公が車を出してくれると聞いて友人に「必ず会いに行く」と手紙を認(したた)めるのです。 誰にも老いはやって来ます。しかしそれは自分にとっても家族にとっても、そして友達にとっても認めたく無い事実なのかもしれません。 そんな時、家族や友人の助けがどんなに心強い助けになるのだろう・・。自分がそう言う立場になった時、きっとその様に感じるのではないかと心に強く感じることが出来ました。 作者のマスカレードさんは、その素晴らしい構成力と表現力を駆使して、こんなにも短い文章の中に素晴らしい物語を紡いでいます。 それはある人には自分の遠くない将来を、ある人には自分の友人や家族の気持ちを深く感じさせる内容となっていると思います。 とても感動しました。素晴らしい作品をありがとうございます。 次回作もお待ちしております。
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みぐさん、素晴らしいレビューをありがとうございます。 作家は色々なジャンルに挑戦し、表現も考えて、見た目は違う話にしながらも、実は同じテーマを追い続けるのだと聞いたことがあります。 例えば東野圭吾さんは、復讐かな?と私は思います。 みぐさんは宇宙へのチャレンジですね? 私は、友情とか家族愛をテーマにすることが多いのかなと思います。 今回も家族がテーマになりました。深く掘り下げて読んで頂きとても嬉しいです。応援を感謝致します。ありがとうございました。
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そうですね。 みぐは他も書きたいけど上手くアィデアが出ません もっと力をつけたいです。
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