ロジィ

イベント参加ありがとうございます
初めまして。読ませていただきました。 私が好きな雰囲気の作品でした。 ある意味では救いのないお話ですが、なぜかあまり絶望は感じません。 終わって始まることもある。なぜだかそんな気がするのです。 「ユメ」とはいったいなんだったのか? 「太陽頭」の正体は? たくさんの謎と混乱を残したまま、物語は終わります。 しかし、初めて包まれる闇の中で、人々は本当の「夢」を見るのでしょう。そこにほんの少しだけ希望を見てしまいます(あると信じたいだけかもしれませんが)。 無いものをあると信じるために「夢」はあるのか。 それとも無いものを作り出すために「夢」あるのか。 「夢」とは美しい希望であると同時に劇薬でもある。そんなことを思った作品でした。 読み手に伝わるように、世界観をうまく表現しているなと思います。難しい言葉や表現ではなく、きちんと伝わるシンプルな言葉で的確に物語を進めていく筆力は素晴らしいなと思いました。 ちょっと気になったのは「ユメ」の描写ですかね。 主人公たちは、謎めいているが確かに存在しているものとして「ユメ」の存在を認識しているように思います。 しかし、嗜好について(ゲートの装飾やルー先生の絵が気に入っている)の描写があったり、役割について周知されているなど、 人間くささを感じるというか、神秘的な感じが薄れてしまっている気がします。 「ユメ」は徹底的に概念的な存在として描き、最後「太陽頭」と飛び去る瞬間に初めて「ユメ」の姿を見る。その存在を知る。とした方がよかったのではないかなと思いました。 素人意見で長々と失礼しました。気に障られたら申し訳ありません。 とても楽しく読ませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました。
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たくさんのご意見ありがとうございます! とても参考になります! お時間いただきまして、ありがとうございました(*´`*)
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