ロジィ

イベント参加ありがとうございます
初めまして。現在公開されているところまで読ませていただきました。 青春小説だと思って読んでいたのですが、今後の展開はファンタジーになるようですね。 作品の雰囲気は、青春の儚さが出ているようでとてもいいなと思います。 過ぎ去って、いつかは消えてしまう(忘れてしまう)時代。 そんなことを思う主人公はどこか年齢より達観しているような気がします。 そんな主人公がかつて出会った少女が、十年の時を経て再び転校生、桜として現れる。 ミステリアスなこの展開はワクワクさせてくれます。 十年前、二人の間にはいったい何があったのか。彼女はいったいどんな存在なのか。町の言い伝えと彼女がどう絡んでいくのか、とても楽しみです。 トピックのほうで「何かが間違っている気がする」と書いていましたが、それは展開のことでしょうか。それとも文章のことでしょうか。 私が個人的に気になったのは、文章に「なんとなく」の部分が多いことです。 まず主人公「紗良」ですが、男の子であることはプロローグの時点で書くべきだと思います。何の説明もなく、突然「俺」という表記が出て戸惑ってしまいます。 そしてこの作品の舞台ですが、季節がいつなのかちょっとはっきりしません。 最初は「セミの鳴き声も 聞こえなかった」とあるので夏なのかなと思いました。転校生が来る時期を考えると夏休み明け、九月頭くらいかなと。 そう思いきや「木々が揺れて葉っぱが宙を舞う」とあるので、落葉の季節? そして「いつもは暖かいエアコンの風が~」とあって、あ、これ絶対夏じゃない。もしかすると、もう初冬なのでは……と、どんどん季節があいまいになっていきます。 雰囲気のある言葉を連ねて、作品の世界観を作り上げるのはうまいなと思うのですが、もう少し設定をしっかり作った方がいいと思います。 「なんとなく」考えながら書き進めていくと、どこかで整合性がとれなくなってしまいます。せめて前に自分が書いたことを見直してから執筆するといいかなと思います。 長々と失礼いたしました。 今後の展開を期待しております。 素敵な作品をありがとうございました。
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