なぎの みや

盾になり続けた母
大人と子供の境界に佇む咲ちゃん。 母に僅かな苛立ちを見せ、父の言動に憤りを覚える。何ら間違ってませんが、その想いの巡らせ方は少々青さを感じました。 恐らく、本当に父や祖母には好かれていたのでしょう。今は。ただ、攻撃的な人間は、タガが外れた時は簡単に対象を変えるものです。母はそれを危惧して、自分が矢面に立っていたのでしょう。 娘の前でか「女」になる事を躊躇した母。当たり前です。でも、娘は母の背中を押せるくらいには大人になっていた。もう、大丈夫と判断したのか。それとも限界だったのか。 いつか、また会える日を。その機械を心待ちにして、今は綺麗な空に消えていった母を見送ろう。
1件・1件
みやちゃん、レビューありがとうございます! うれしいです!^ - ^
1件

/1ページ

1件