ポラード

朝焼け
主人公の旅立ちの朝をしっとりと描写する美しい表現に涙する。 一枚の絵から紡がれていく物語は、ゆっくりと時間を進めながら、諦める事が出来ない者と新たな道を歩き出そうとする者は、巧みな展開により描き分けられていく。 離れてしまった心は実に残酷だ。人生の岐路に立ち竦むこともなく、振り返る事を忘れ去ってしまうのだから。悲しみを乗り越えた先に、輝く未来があることを信じたい。 新たな一歩を踏み出した主人公にとって、朝焼けの光は冷たくも、眩し過ぎるのかもしれない。 それでは、ハンカチを準備してから、先にお進み下さい。
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