雫木 洋

血の通ったBL
浦さまの作品を数作、拝読しているが、いつも登場人物たちに確かな「血」や「熱」を感じる。 BLはどうしても「ありえない」設定やキャラが多くなる(それはそれで魅力的)が、龍さんも翔も、実在しそうな自然さで描かれ、物語に引きこまれていく。 「好き」を盛り込んだ作品は、マニアックで説明過多になりがちだが、今作でもバイクは重要な役割を果たしつつ、決してしつこくない。なにより「はやぶさ」という名が効いている。表紙絵も「読みたい欲」を掻き立てた。 「あ、終わっちゃった」と惜しみつつ、読後感は温かで心地よい。 まとまりのない長文、失礼しました。素敵な作品、ありがとうございます!
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最後までお付き合いいただきありがとうございます! 素敵な感想・レビューまで書いてもらえて光栄です。 『「好き」を盛り込んだ作品』については本当におっしゃるとおりで、マニアックになり過ぎて白けたり、内輪ネタや作者の変なナルシズムが滲みがちな分野だと私も思います。その分野のことを全然知らない人でもあっさり読めるような仕上がりをいつも自分なりの課題にしているので、しつこくないというコメントにホッとしました。 頂いたお言葉を励みに、今後も精進したいと思います!ありがとうございました!
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