なぎの みや

交錯する感情と思惑
ラブラブカップルのお話かと軽い気持ちでページを開いてみると、思った通り素敵な彼氏さん自慢をするふみちゃん、そこからあま~い二人のやり取りへと続きます。ほんわかしながら読み進めていると……ん? んんん? そこから事態は徐々に不穏な方向に進んでいき、日付が変わったバレンタイン当日には、彼のとんでもない行動を垣間見てしまいます。ちょっとまってこのままではふみちゃんは……あれあれこの作品レーティングタグ付いてたっけと思い返しながらハラハラしてしまいました。 しかし、ここから序盤に引かれた伏線が一気に回収されます。 そこからのスピード感溢れる謎の解明っぷりは流石です。 行動には理由が伴う。 そこには人間らしい感情と、理知的な思惑が混在し、1人もしくは複数のそれが重なった時に事象が発生する。 このミステリーの基本と醍醐味を見事に表現して、更にエンタメ性も兼ね備えた本作は大変高いクオリティだと思います。 ここまでグダグダ喋りましたが、結局はただ一言。すっごく面白かったよー╰(*´︶`*)╯
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みやちゃ~ん! いつも素敵なレビューをありがとうね~ヾ(≧∇≦) 『チョコレートかと思ったら』ハラハラしてもらえて嬉しいです! 『ふみちゃんと僕』は単発のつもりで書いたのですが、つい続編を書きたくなって書いてしまったシリーズです。 コメディは書けないんだけど、単純に楽しんで欲しいなと思って書いている娯楽作なので、みやちゃんに『すっごく面白かった』と言ってもらえて、大満足です(//∇//) どうもありがとうね~!

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