峯山 琳

レビューを致します。 僕のやり方として、いわゆる“甘口レビュー”は致しません。 思ったことをはっきり書きますので、少しきつい物言いになることをお許しくださいm(_ _)m では、始めます。 まず、初めに描写。 一人称で、心理描写、情景描写、共にうまくできていると思います。もう少し地の文を増やしても良いかなと思う箇所もありましたが、気にするほどでもないかも知れません。 一方、気になった点をいくつか上げます。 P2 僕はこれを聞き流す。 とありますが、この直後に女の「人の話は真面目に聞けと~」というセリフがきています。 つまり主人公は真面目に話を聞いていなかったことになり、すると先程の“聞き流す”という描写だけでは少し物足りない気がします。 主人公がそっぽを向くなど、主人公が不真面目な態度をとったとわかりやすい描写にすればより良くなるかなと思います。 また、女のセリフのすぐ後に主人公のセリフがきていて、これだと主人公の聞き流すという態度と異なっているため、違和感を覚えました。 ここは、主人公が女に向ける態度を改めた描写などを挟むことでより読みやすくなるかなと思います。 後は、最後に二連続のセリフがありました。 これだと誰が話しているのかわからなくなってしまいますので、地の文を挟んだ方が良いと感じました。 P6 独り言を突然呟いた男に(以下略) この文は、何かの伏線になっていない限りは必要ないかなと思いました。 他の文の流れを邪魔しているように感じましたので。 残すのであれば、まず“男”というのを“僕”にした方が良いでしょう。わかりやすくするためです。 あとは文の流れを崩さないように修正した方が良いかも知れません。 P8 個人的に、主人公の焦りが(長い文のせいか)よく伝わってきておもしろいと思います。 ◆ 最後に。 携帯小説におけるファンタジーは書く人が多く、人気を取るには難しいジャンルです。 そこでまず読者を引きつけるために、出だしは最重要部分です。 故に、初めにただの会話で始まったのがもったいないと思いました。 読者を引きつけるなら、家族が殺されるシーンから始めるのが良いと思います。 そこで主人公の『戦う理由』がはっきりさせることで、読者は主人公に共感し、より深く引き込まれます。 すみません、長くなりました。 これからも頑張ってください!
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長さの割に対して中身のない、こういう辛口といいつつ辛口でもない長いだけのレビューが多いのはなして?
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それは僕がただの読者だからですよ。

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