なぎの みや

命の灯火。一瞬の煌めき
はじめこちらてまレビューさせていただきます。 どこかの世界の、小さな田舎。 そこに住む人々は決して裕福では無い。けれども皆、何物にも代えがたい幸せを胸に抱いている。聖ニコラスの祝福を等しくその身に授かりながら。 主人公のヨハンは、とても快活な少年の様です。母はおらず、そばに居るのは父代わりの精霊だけ。それでも明るく真っ直ぐに育ったの姿は、「父」として彼を育てたニコラスの溢れる程の愛情の証なのでしょうね。 人は、成長すると共に歳をとる。いつかその身を朽ちさせて土へと還る。精霊もまた同じ。期間が違うだけで。 ネタバレにならないように詳細は省きますが、ニコラスの胸中にはヨハンを川の向こうに送った時、どの様な想いがあったのでしょう。死への感慨深さ? 息子への心配? それとも……。もしかしてですが、愛する息子の死を持って別れとならなかった事に、仄かに安堵していたのではないかと、少しだけ思いました。 いつかのクリスマスプレゼント。 幸せを願って作られた木彫りの四葉から、新たな命に落とされた聖なる光。 村に、人々に祝福を。 「父」の偉大さに胸をうたれる作品でした。 ありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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なぎの みや様  はじめまして! あさぎと申します。  この度はすごく嬉しいレビューを頂き、感謝の言葉もありません(><)  「命の灯火。一瞬の煌めき」というフレーズに感動しました。なんて美しい表現なんだろうと――!  そうなんです、なぎのさんがお察しくださったように、ニコラスは少し安堵もしていたのだと思います。  生きる時間の違う生き物との生活というのは、たいていの場合寿命の長いものが置いて行かれる側に回ります。ニコラスの場合は人間と暮らすうちに何度も何度も置いて行かれる側になるので……  自分の育てたヨハンとの別れが、順当な順番で(父が先に死ぬ)やってきたことに安堵した部分もあると
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茉白さんこんばんは(*・∀・)ノ゛ 。 はじめましてーヽ(・∀・ )ノ いえいえ、拙いレビューでごめんなさい(。>д<) 私はクリエとしては参加出来ていないので、それならせめて全作品を読了&レビューで応援できたらと思いまして……( ´艸`) よかったー、ニコラスの心情、間違ってなかったε-(´∀`*) そうなんです、私も今まで色々生き物飼ってきてて、何匹もの家族を送り出した経験がありますから、何となくそう思っちゃって。 ましてや、お腹を痛めて生んだ子供達が先に逝ってしまうと思ったらそれはもう……(ρ_;) あ、タイトルはへたっぴなレビューの誤魔化しです(´>∀&
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