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聖ニコラスのモミノキ
しのき美緒
2019/12/6 0:03
壮大な世界観のなかに溢れるのは愛
この短い小説のなかに死と再生、そして愛情が描かれていて素晴らしかった。 モミノキの精霊ニコラスと少年の心の交流、少年からニコラスへの愛のこもったプレゼント、そして最後に与えられる希望の光。その光はかつて少年からニコラスへ贈ったプレゼントに、逆に与えられる、という収束も美しい。 この作品の最後で描かれる雪はなぜか温かい。それは村を守護する精霊ニコラスの温かさなのだろう。 最後に、この作品には静かだが強い作者の反戦と復興へのメッセージが込められている。 良作をありがとうございました。
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asagi
12/6 9:53
しのきさん！ 素敵なレビューをありがとうございます！ ヨハンの成長とニコラスの無償の愛を軸に、物語を編みました。私が表現しきれなかった部分まで読み取ってくださって本当に嬉しく思います！ 温暖なはずの場所が寒く、極寒の地を暖かく感じるのはなぜなのか―― 何気ない日常、温かく包むような無償の愛――失って初めて気が付くものの尊さが伝わったらなと思って作品を書きました。 いただいたレビューは宝物です！大切にさせていただきます（＊＾＾＊）
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