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ルーシーとステラ
和來 花果(かずき かのか)
2019/12/20 0:09
神様って平等じゃない
「あの子の方が可愛い。あの子の方が頭がいい。あの子の方が運動が出来る。あの子の方がお金持ち…。」 神様がくれるものは、同じでも平等でもないと呟いたこと、誰でも一回くらいはあるのではないでしょうか? そして皆が当たり前のように持っているものを生まれた時から持っていない人も、なくしてしまう人もいる。 冒頭のイツァーク・パールマンはポリオ(小児麻痺)にかかり、下半身が不自由になってしまったヴァイオリニストです。 10歳でリサイタルを開くほどの天才!そんな彼でさえ「誰もが僕のできないことしか見なかった」と言っています。 音楽家のルーシーは明るくて前向きな女性だけれど、時に自信を失って心細さが心をおおい、「私の目は涙をながすためだけにあるのかしら…」となげくのも無理のないことです。 (悲しいけれど、とても美しくて大好きなセリフです) ましてほんの少しの誤解で、彼女の可愛くてかしこい飼い犬のステラの気持ちをつかみそこなったそんな日には、何もかもが暗い闇に沈んでしまうようです…。 そんな彼女に訪れる、大ピンチ! 彼女はどうなってしまうのでしょう? さて雲間からさす光のことを「天使のはしご」というそうです。 可愛らしく、美しく、闇と希望にあふれた、まさに彼女の「天使のはしご」のような物語!
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・1件
たやすもとひさ
2019/12/20 0:12
本当に、いつも書きたかったことを全て汲んでくださって、それをレビューしてくださって・・・ありがとうございます。 パールマンもスティービーワンダーもレイチャールズもミッシェルペトルチアーニも、アイゼンハワー大統領も、障害があることをこれっぽっちも感じさせません。ケネディー大統領も実は足が不自由でした。 皆、自分が出来ることを見出し、努力し、健常者と同じリングで戦って、勝利したからです。 デフレパードのドラマーは左腕を事故で失ったのですが、絶頂期にも関わらずバンドは休止し、右手と両足だけで叩けるドラムを開発し、習得して見事復活しました。ロックはドラムのビートで決まることを、バンドはちゃん
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