ルーシーとステラ

私の目は、涙を流すためだけにあるのかしら・・・

たやすもとひさ

14分 (7,983文字)
「誰もが、私ができないことしか見なかった。できることではなく・・・」 世界最高のバイオリニスト、イツァーク・パールマン

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あらすじ

音楽家のルーシー。クリスマスコンサートも近いのに、タンバリンに塗る蜜蝋がありません。てっきりステラがどこかに隠したと思い、雑貨屋に一人で出かけます。

感想・レビュー 3

神様って平等じゃない

「あの子の方が可愛い。あの子の方が頭がいい。あの子の方が運動が出来る。あの子の方がお金持ち…。」 神様がくれるものは、同じでも平等でもないと呟いたこと、誰でも一回くらいはあるのではないでしょうか? そ
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1本の映画を観たような満足感❗️

とても素敵な物語をありがとうございます。 楽しそうに身体を揺らしながら演奏する楽団員の皆さんの姿、その生き生きとした演奏、その隣でしっぽを振る小犬… こちらまで楽しくなってきます。 その奥に、障害と言
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クリスマスにぴったりの物語

前作のハードボイルドミステリーから一転して、今作はヒューマンドラマ、引き出しの多さに脱帽です。 ジャンルに合わせて変える文体は、情感豊かでキレがあり、物語世界へ引き込まれていきます。 単純な感動物にと
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