不思議でジワる…ホラーじゃない百物語
「成功するまで故郷の土は踏まない!」と勢い込んで、家を飛び出したのはいいけれど。 夢ってすぐに叶うものじゃない。 打ちのめされたり、迷ったり、くじけたり、叩かれたり…、そしてまずは生きて行かなきゃならない。 生きていくには、お金がいる。 お金を稼ぐには、時間がいる…。 家に帰る日は、どんどん遠のくばかり。 そんな主人公の前に現れた傘泥棒。 だけど傘泥棒は、本当は何も言っていないのです。 他の選択肢もあったはずなのに…。 だからもしかしたら雨降りの現実の中、自分の気持ちを見失ってしまった主人公に、傘泥棒は傘を差し掛けてくれたのじゃないかな、という気がしてなりません。 ほんの少しだけど、雨をさえぎって…自分の気持ちに向き合わせてくれたんじゃないか、と思うのです。 もうちょっと頑張ろう、そんな気持ちになれました。
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秋月さん 感想ありがとうございます。 作品中で傘泥棒について詳しい言及は避けています。あるのは簡単な描写だけ。解釈の仕方は人ぞれぞれだと思います。 主人公の心理変化も人によって捉え方が違うでしょう。 ですが、秋月さんの素晴らしい感想で作品がさらに深みを増したと思います。こっちも少しうるっときてしまいました(^_^;) あらためて素敵な感想をありがとうございます。 今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
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とても素敵なお話でした(//∇//) レビューを読んでウルッと? それはレビュー冥利に尽きます! 喜んでいただけて、よかったです。 こちらこそ今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
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