清水 誉

雪は溶けても愛は残る
※ネタバレ含む※ 冒頭は寒いながらも晴れ渡る空の風景から入ってます。澄んだ空気で美しい空でしょうが、夜弥子にはどのように映ったのでしょう。 世界に嫌われた。 そう思うほどの悲しみは、到底計り知れないもの。 そんな時、突然現れた真己に夜弥子は戸惑う。 彼の素直な所は、社会の中では生きづらいものだったりするでしょう。 率直な発言や、比喩が通じなかったり。簡単に言えば会話を略すと理解困難になったり。 真己のセリフに「淋しいとか哀しいとかを知らないと思いましたか」(ちょっと違ってたらごめんなさい)というものがありました。 そのセリフが、妙に悲しくなってしまいました。彼の生きてきた中で、心無い人からの蔑みがあったのかもしれないと想像してしまったからです。 夜弥子へと伸ばす彼の愛は純粋な想いだから、彼女の心も溶けていったのでしょうか。 病の恐怖は乳房を失うだけでなく、転移の可能性もある。手術後も病の進行に怯えなければいけないのは非常に辛い。 切なさを残す終わりに、二人の幸せを強く願ってしまいます。
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あにぃー(*´▽`*) メインスノウに素敵なレビューをありがとう。 頂いたレビューのとおり、実際にけっこう大勢いるこういう方々をもう少し世間は理解すべきだよね。 わかろうとするところから始まる(*´ω`*)兄いの受け売りだ。 我々は物書きの端くれだから、作品から発信していってもいいはず、と思って筆を執りました。 もっと様々な事例はあるけれど、ほんのひとさじでもこの作品で知る人がいたらとても光栄です。 つーか、弥夜子のが私は女の子←だから身につまされるわ……(*´Д`) 今は形成もできるみたいだけど、それも症状によるんだって。……なんて、物語の後先までに思いをはせる凛たんでした。 いつも
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