如月 康志

美しい島
美しい島 キレイな海 都会の喧騒を離れたそこは、すべてが特別です。 すべてが特別なんですよね・・ そして、美化された思い出は、懐かしい出会いを通して現実を突きつける。 それなのに、美しくてキレイなそれらは、独特かつ屈折した閉塞感をその懐に隠し持って、それを察しろと言うようでもあります。 犯人は誰か? と言うことは、誰かが知っていても、それには触れるな。アイツにしとけばいい。と言う独特の閉塞感さえ感じます。 そして、何事もなかったことにする。 言葉の奥に隠れた風景が、それらをすべて飲み込むような錯覚を感じました。 再拝読ですが、 今回も最後までぐいぐいと引き込まれて拝読させていただきました。 ステキな作品をありがとうございましたm(__)m
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こちらにも感想をありがとうございます。 美しいけど特有の歴史や価値観がある小さな島で、一本足のスライは〝調和〟を壊している存在なので人々から疎まれているし、彼自身も人々を拒絶している。 どこからやって来て、どんな人生を送ってきたかもわからず、しかも周囲にまったく馴染もうとしない……偏屈な相手に拒否反応を示すのは、普通の人間なら当然なのかもしれません。 〝違和〟に対して恐怖感を抱き、それによって態度を必要以上に硬化させてしまうというのは誰もがやりがちなことで、「喧嘩っぱい二番目の兄貴」は普通の人の代表格でもあります。 閉鎖空間での人々の狭量さ、ほんの偶然目撃したものに人生をとらわれてしまうあ
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すごく大変なことが起きているのに、その重大さがじわりじわりと 迫ってくる感じ。 そして、 風景が目に浮かぶようでした。 ステキな作品を拝読させていただきまして、本当にありがとうございますm(__)m

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