有栖川 露陰

吸血姫、綾乃嬢の高等遊民ライフを描いた『紅し夜のグランギニョル』 のネタ作りには『美の壺』とか『新日曜美術館』とか『新日本風土記』といった番組を資料として活用してますが、奈良県の小さな尼寺の四季おりおりの暮らしと料理を取りあげる『やまと尼寺精進日記』もめちゃくちゃ為になっております。 昭和初期の日本を描くうえで、折り目正しい四季おりおりの暮らしぶりを学ぶのは大切だと感じます。 中々、作品に綺麗に反映できてはいませんが。。。 美食三昧の綾乃嬢が豆腐料理や精進料理を静かに味わうシーンが出てきたのも、そうした影響だったりします。 『贅沢』の幅が豊富になってきた感はあります。 本筋以上に綾乃嬢が何を食べ、どんなお洒落を楽しむかを考えるのが面白くなってきてしまっています。 困ったもんですが、惚れた弱みであります。
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