二瀬幸三郎

匂い立つ恋愛詩……
二瀬幸三郎です。 拝読いたしました。 不慮の死を遂げた女子高生の真姫が幽霊(ユーレー)となり、高校球児の優弥との約束を果たそうとするが、既に実態を失った彼女に残されたものは[匂いを感じる]ことだけ…… 同じユーレーであるミヤジとの出逢いで知る真実と現実…… 傍に居るのに触れられないもどかしさ…… 優弥に恋い焦がれる少女の登場…… そして、思わぬ災害…… そんな中、真姫は…… 幽霊を題材とした独自の世界観―― 切ない恋愛劇―― 詩のようなモノローグ―― 丁寧且つ繊細な文章で書き上げられた物語です。 また、解説(狂言回し?)役のケンケンが暗くなりがちな物語を良い意味で明るく引っ張ってくれたのも良い感じでした。 しかし、そのケンケンも…… 匂いと言えば、ケンケンも含め、この物語は[犬]がキーワードであるとも思えました。 子犬を助けたことで事故に遭い、あの世に行くのは犬バス…… そして何より、死して尚、優弥に尽くす真姫もまた、良い意味で子犬のよう…… 切なくも素晴らしい作品をありがとうございます♪
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二瀬先生ッ。拙作なんぞをお読みいただいた上に、このようなご丁寧なご感想などをいただきまして、まことに、ほんとうに、とても、痛み入ります。恐れ入ります。恐縮でございます。 おっしゃるとおり、犬をいっぱい出させていただきました。わたし、犬好きなんです。そして。おおお。そうかー。そうですね。確かに。この真姫ちゃんも子犬みたいなかんじしますね。おおお。これは発見です。発見していただいてありがとうございました。よく、「犬は人になつく。猫は家になつく」なんて言ったりしますけど、まさに人になついている子犬みたいな。きっと真姫は天国で優弥をじっと待っているんでしょうね。子犬みたいに。ああなんてかわいいやつ…。
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いえいえ、先生なんてとんでもないです(汗汗…… 新作につきましては、今しばらくお待ちいただければ幸いです(汗汗……
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